コラム

2015-12-19

室内撮影には明るいレンズで手ぶれを防止!

光が十分でない屋内での撮影では、どうしてもシャッタースピードが遅くなりがちで手ぶれが起きやすくなります。人工的な照明機材で光源を作りだすことも重要ですが、それと同じくらい撮影機材のセレクトも大切です。レンズを選ぶ時、明るいものを使用するとシャッタースピードを無理に遅くしなくとも手ぶれ対策になります。
暗い屋内撮影で起こりやすい手ぶれを防ぐために、レンズはF値の低い明るいレンズを選ぶようにしましょう。

屋内撮影時のレンズの選び方

明るいレンズとは解放F値(絞り値)が2.8以下のものを指し、F値が低いほど明るくなります。

明るいレンズを使用した場合、シャッタースピードを無理に遅い設定にしなくても適正露出での撮影が可能なり、それだけで手ぶれ防止になります。レンズには単焦点レンズとズームレンズがありますが、F値2.8以下のズームレンズは高価です。

限られた屋内のスペースで撮影する場合には、単焦点レンズで十分役割を果たしてくれるといえます。レンズの焦点距離は一般的に50mm(フルサイズ機)、35mm(APS-C機)が主流で、F値は2.0未満のものが背景のボケも美しく撮影ができるといわれています。

手ぶれを抑える撮影のコツ


光量が少ない屋内での撮影時、レンズに補正機能が付いていれば心強いのですが、ほとんどの単焦点レンズには補正機能が備わっていません。F値が2.0未満の明るいレンズであれば十分手ぶれ対策になりますが、もうひとつ対策として挙げられるのがISO感度を上げる方法です。

ISO感度とはカメラが光を取り込む感度で、数値が高いほど多く光を取り込むことができます。

例えばISO400で暗いと感じた場合は、ISO800に上げてみます。それでも暗い場合はISO1600に設定を変更することができます。しかしISO感度を上げ過ぎると画質が荒くなってしまうというマイナス点もあるので、光量を強めるなど臨機応変に対応するのがよいでしょう。

単焦点レンズの特徴と魅力


単焦点レンズは焦点距離がひとつだけです。目的に特化したレンズであると同時に融通が利かないレンズともいえます。

ズームレンズは焦点距離を手元で70mm~200mmの間で自在に変えられるのに対し、50mmレンズの焦点距離は50mmのみです。融通が利かない単焦点レンズですが、その魅力は大いにあります。

単焦点レンズは人間が実際にみえている距離感に近い状態で撮影できるといわれています。つまり、被写体を大きく撮影するためには自分が近づき、被写体を背景と一緒に撮影するためには自分が後ろに下がらなければなりません。自分が動く手間はありますが、狙い定めた構図で被写体を撮影することができます。

また、明るい単焦点レンズならではの美しい背景のボケなどの表現が可能になり、被写体との向き合い方や個性が反映される面白みのあるレンズといえるでしょう。

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