コラム

2015-12-18

室内で撮影するときのライティング、太陽光以外の3つの光源

太陽光が光源である屋外の撮影と、人工的な照明機材が光源になる屋内の撮影のライティング技術は似て非なるものです。太陽光は距離に関係なく被写体を明るく自然に照らし、写真撮影にとって理想的な光源といえます。
光源と被写体との距離に制限がある屋内で同様の光を再現することは難しいといえますが、ライティングのやり方次第では自然光に近い光源を作りだすことが可能になります。

屋内撮影時の3つ光源について


ここでは、屋内撮影時に太陽光に代わる光源として使われる照明機材の3つを説明します。瞬間光のストロボ、暖色系のタングステンライト、LEDや蛍光灯の定常光、これら3つの光源が主に使用されます。

それぞれに異なる特徴や用途があり、ライティングの技法は非常に奥深く誰でもすぐ簡単にできるというものではありません。

よってライティング技法はプロの知識、経験、こだわりが最も反映される点のひとつです。暗い屋内でイメージ通りの撮影をするために、この3つの光源の特性を理解し目的に合わせて操る知識と技術が求められます。

ストロボ、タングステンライト、LEDや蛍光灯の定常光の主な利


ストロボの種類には、発光部分と電源部分が分かれているもの(ジェネレータータイプ)と、発光部分と電源が一体になっているもの(モノブロックタイプ)があります。ストロボが他の光源と異なる大きな特徴は、シャッターを切った瞬間のみ高い光量で被写体を照らすことができます。

タングステンライトは、写真撮影用の出力数の高い電球です。電球なので熱を持ち熱くなるので注意が必要ですが、安価で手に入れやすい照明機材です。ストロボと比べると光量は低めですが、常時発光しているので自然光に近く、ライティングを確認、調整しながら撮影できます。

LEDや蛍光灯などの定常光は、昨今デジタルカメラ向きの照明として支持されている光源です。デジタルカメラの普及とともに手頃な価格で、かつLEDならさらに寿命が長いという点は魅力的といえます。光量に関してはタングステンライトより低いので、照明はこのひとつに絞り三脚使用が望ましいでしょう。


イメージに沿った場面ごとのライティングの使い分け


3つの光源の特徴を把握した上で、イメージや場面ごとにライティングを使い分けることが重要になります。シャッターの瞬間だけ発光するストロボは、動きのある被写体を静止したように写します。モデルの一瞬の表情を捉えることができるので、ドラマティックな瞬間を切り取ることができます。

タングステンライトの明るい自然光に近い安定した光は、商品撮影などに向いているといえます。もし光が強いと感じた場合にはトレーシングペーパーなどを用いてディフューズ、逆に光が弱いと感じた場合はカメラに三脚を使用するなどして調節します。

LEDや蛍光灯などの定常光は、元々強い光源ではないのでディフューズの必要はあまりありません。その特徴を活かし、ストロボやタングステンライトにはない、より自然にみえるソフトなライティング効果が望めるといえます。

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